京都の夏の風物詩と言えば、7月の一カ月かけて行われる祇園祭でしょう。
日本三大祭りの一つで、7月になると京都は祇園祭一色に変わります。京都市内ありとあらゆる場所に『鉾(ほこ)』や『山』が立ち並び、普段の景色とは一変します。
市内に住む人にとっては当たり前の光景ですが、そうでない人にとって7月の一カ月は全く違う京都の姿を見ることが出来るのでオススメです。
祇園祭の中心『長刀鉾(なぎなたぼこ)』
四条の京都大丸の前に鎮座するのが、祇園祭の中心となる長刀鉾です。絢爛豪華な装飾は一見の価値あり!
山鉾巡行(やまぼこじゅんこう)という行事の際には長刀鉾に御稚児(おちご)さんが乗るのですが、長刀鉾に乗る御稚児さんは、祇園祭が行われている最中地面に足をついてはいけないという習わしがあります。
御稚児さんに選ばれた子供は、学校に行くにも外で遊ぶにも、地面に自分の足をつけずに生活をすることになるのです。周りの大人たちが介添え(かいぞえ)をして生活を送ることとなります。
八坂神社
祇園祭の際に訪れたいのが、八坂神社です。もちろん祇園祭の季節以外も、有名な場所であるのに変わりはありませんけどね。
祇園祭の時期に八坂神社を訪れると、祇園祭に関する行事を何かと見ることが出来るので、祇園祭と絡めてご紹介をしておきます。
真っ赤な鳥居は、京都の一番の大きな通りである四条通りの終点でもあります。広大な敷地の中には屋台も多く出ていますので、散策しながら食べ歩きも可能な人気のデートスポットです。
宵山デート
祇園祭は7月の一カ月に渡り行われているのですが、夜デートに誘うなら宵山(よいやま)の日が良いでしょう。14~16日が宵山と言って四条通りや烏丸通りが歩行者天国になります。
浴衣デートをするのも良いですね。浴衣はレンタルするのがおすすめです。たくさんある中から選ぶのは楽しいです。
宵山デートでは『保昌(ほうしょう)山』という山を探して下さい。東洞院高辻のあたりにあります。鉾や山でチマキが売られているのですが、保昌山のチマキは縁結びにご利益があります。宵山の期間を逃すと購入するのが難しいですので、是非この機会に縁結びのチマキをゲットしに行って来てください。
各地域に建てられている山や鉾は、入場料を払うと乗せてもらうことも可能です。普段なら絶対乗ることの出来ないものですので、この機会に鉾に乗ってみるのも良い思い出になりますね。
祇園祭開催期間は、全国各地から観光客が訪れるためかなりの賑わいを見せる京都ですが、デートスポットとしても最高です。祇園祭の間に京都を訪れたことのない人は、是非一度彼女を誘って行ってみてくださいね。